「本来、住まいというものは、斬新さや、奇抜さでのみ、提案されるべきものではないはず!」と思っています。
その1軒のみでの評価というよりも、エリアとしての評価や、その街との調和を考えることにより、必ずしも、高額な住宅でなくても、住宅地としての美しさを表現できるのではないかとの思いです。
欧米のデザインの良さと日本における風土や台風、梅雨をも取り込んだうえでの住宅地としての良さとは何でしょうか?
家を建てることにより、住宅ローンで苦しんで日々の生活を送ることのないように、高性能住宅をサスティナブルな住宅価格で、また、人の経済的な生活環境をも配慮し、また、その地域や周辺への環境に配慮した外構づくり、長いライフサイクルに耐えられる住宅を目指しています。
住宅を引き渡したときが、最高の住宅ではなく、住むことによって、価値観のでてくる街並みづくりを目指します。
古くなることによる住宅価格の下落ではなく、住宅が熟成することで、住宅の資産価値があがることを命題に日々活動しています。
ただ、美しい街並みや景観を創りあげることは、2~3年で出来ることではありません。
その基本は、いかに持続的に、息の長い活動として、私どもの意識改革も含めて、やり抜くかということだろうと思います。
できれば、私達の住む水俣の街づくりのために、少しでも協力できればと思います。