弊社が所在する熊本県水俣市。
海と山に囲まれた自然豊かな街に、明治時代に建てられた旧肥料工場が、今なお、現存するのをご存知ですか?
1909年(明治42年)、日本窒素肥料(現在のチッソ)が建てた工場で、その後、合金鉄加工販売会社「江川」の水俣工場として使用された工場。
一部、取り壊されてはいるが、現在でも、当時の面影を充分に残しています。
実際に、私も行ってみました。
重厚なレンガ造り、アーチ状に組まれた窓や入り口はモダンな雰囲気を醸し出し、歴史と共に生きてきた重みに圧倒されそうな思いでした。
昨年、「明治日本の産業革命遺産」が、世界文化遺産に登録されたのを機に、
地元でも、「この貴重な明治のレンガ造りの建物をなんとか残していくことは出来ないだろうか?」との
声が上がり、保存に向けて動き出しています。
弊社社長の西も、その思いはとても強く、
「古里の歴史を共に見つめてきた、貴重な建物を残していくためにはどうしたらいいか・・・」
そのために、少しづつではありますが、保存・補修に向けて動き出しています。
もちろん、きちんと廃棄物は分別しながら。
こんなものも残っています!
なんだと思いますか? 当時のお風呂だそうです。
幹部用と従業員用に分かれていたようです。
仕事帰りに、仲間と汗を流して、自宅へと帰っていった、当時の状況が、想像できますよね。
重厚なレンガ造りの佇まいが続く、広大な敷地を、当時の状況に思いを馳せながら歩いてみると、何ともいえない不思議な感覚を覚えました。
是非、たくさんの方に、知って、ご覧になっていただきたいと思います。
日の出建材・ホーム TEL:0966-63-4551