そもそも上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式と言われています。
始まりは、平安時代初期といわれていますが、時代の流れとともに、上棟式自体も変わりつつあります。
また、地域によっても、やり方が違うんですね。
本来、上棟式は無事棟が上がったことを喜び、感謝、祈願する儀式ですが、現在の上棟式はというと・・・
「儀式」というよりも施主が職人さんをもてなす「お祝い」の意味が強くなっており、
上棟式は地鎮祭と違って神主さんに来て頂くことがないため(地域によっても異なります。)、
現場監督が式を進めることがほとんどです。
ですから、上棟式をされない場合も、かなり増えてきているのが、現状です!
この上棟式は地方によって様々な風習があり、ある所によっては、
棟から清酒を流したり、
餅を投げたり、お金を投げたり
するところもあるようです。
水俣市では、お餅を投げたり、最近では、お菓子を投げたり・・・子供たちがより喜ぶ趣向が多いようですよ・・・・
そして、当たり前ですが、上棟式を執り行わないからといって大 工さんや職人さんがが仕事の手を抜くなんてことは、決してありません。
以上、上棟式についての、ご参考までに・・・。